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ロータリーハウスマガジン

家づくり暮らしの提案

畳で心地よい暮らしを実現できる?メリットやデメリットから考えよう

2024.05.11
小上がりの和室

日本の住宅で重宝されてきた畳。少し前まではどのお家にも畳のお部屋がありましたが、時代の変化とともにライフスタイルも変わり、畳のないお家も増えています。自分たちの好きなようにお家をつくれる注文住宅で、畳のお部屋をつくるかどうかは悩みどころのひとつではないでしょうか。この記事では畳のメリット・デメリットについて改めて考えるとともに、畳を取り入れたお家の事例もご紹介します。

畳のメリットと活用方法

畳のメリット

畳の特徴として、クッション性があり柔らかい点がまず挙げられます。この特徴がフローリングよりも優れていることとして

・転んだりしたときのケガの心配が軽減される

・物を落とした時の破損の心配が軽減される

・防音効果が期待できる

といった点があります。

またフローリングと比べると、断熱性に優れていることも特徴です。夏の暑さや冬の冷えが伝わりにくいので、年間を通して心地よく過ごすことができます。

畳の活用方法

畳のメリットから、様々な活用方法に適していることがわかります。

・キッズスペースとして使う

クッション性のある畳では、小さな子どもも安心して遊ぶことができます。走ったりしても足に負担がかかりにくく、音も大きくなりにくいので、音によるストレスも軽減できます。また、足に負担がかかりいくいのは大人も同じ。子どもに合わせて膝をつくのも楽になります。

・来客スペースとして使う

離れて暮らす親族や友人が泊まる際のお部屋としても最適です。畳であれば、布団を直に敷いても体が痛くならないので快適に過ごしてもらうことができます。

・家族のリラックススペースとして使う

お昼寝や体をほぐすストレッチをする際にも、柔らかい畳は適しています。普段家族で過ごすリビングとは別にこうしたスペースがあることで、家族に遠慮せずリラックスタイムを過ごせます。

畳のデメリットと対策

畳のデメリット

一般的に畳は手入れが大変だというイメージがあります。実際に、以下のような点に気を付けなければいけません。

・傷の付きやすさ

長期間使っていると、擦れによる傷が付きささくれ立ってしまいます。重い家具を置くことで痕が残ってしまう点も注意が必要です。家具を移動する際には引きずらないように気を付けましょう。

・カビやダニの心配

畳は繊維の隙間にゴミが溜まりやすいため、掃除が行き届いていないとアレルギーの原因となる可能性もあります。湿気にも注意が必要なので、間取りを考える際に通気性の良さや、ある程度の日当たりの良さを考慮しておくことも大切です。

畳の素材の種類でデメリットをカバー

現代の畳には大きく分けて3種類の素材があります。

・イグサ

イグサは昔から使われてきた原材料です。吸湿性や脱臭性があり、イグサの香りはリラックス効果もあることが分かっています。ただ湿気には弱く、劣化もするので定期的な交換が必要です。

・和紙

和紙は畳の新しい原材料です。イグサに比べると耐久性に優れ、ダニやカビにも強いのが特長です。カラーバリエーションも豊富なので現代の住宅に合わせやすいのも魅力です。

・樹脂

樹脂畳は主にポリプロピレンを使用しています。水に強く、耐久性も高いので汚れや濡れが気になる場所でも安心して使えます。手入れも簡単なのが嬉しいポイントです。

このように、種類によって大きく特徴が異なります。伝統的な畳の雰囲気を大切にしたい人はイグサを、キッズスペースとして使いたいので汚れに強い方が良い場合には樹脂を、など好みや用途に合わせて選ぶと快適に畳を使用することができます。

畳を取り入れた事例

リビングを畳にした事例

こちらのお家は、家族が集まるリビングを畳にしています。ソファを置かない畳なら、家族は思い思いの場所に座ることができるので、並んでテレビを見る、向かいあって話をする、テーブルを囲んでおやつタイム、など家族のコミュニケーションが様々に描かれそうです。

リビングの横に畳コーナーを設けた事例

こちらは畳コーナーをリビングとひと続きに設け、スタディコーナーを設置しています。ひと続きにすることで空間に広がりが生まれるのもメリットのひとつです。

小上がりの畳コーナーの事例

小上がりは腰掛けるのにもぴったりというメリットがあります。こちらの事例では階段や収納がオープンになっているので、畳は3帖分の小さなスペースですが、それを感じさせない開放感があります。また、ロールスクリーンで仕切ることができるので隠すことも可能です。

お家の雰囲気に溶け込むコーディネートも

また、畳は和のイメージですが、現代ではカラーバリエーションが豊富なので、理想のイメージに合うようにコーディネートすることができます。工夫次第で、他の家にはない、お気に入りのスペースを実現することができるでしょう。

 

和室や畳コーナーを取り入れて上手に活用しよう

畳にはお手入れが大変なイメージがありますが、心地良い時間を過ごせるメリットもあります。家族の好みやお家での過ごし方に合わせて、取り入れることを一度検討してみてはいかがでしょうか。どこに取り入れるか、和室か畳コーナーか、色やコーディネートなど、気になることはお気軽にロータリーハウスにご相談くださいね。

 

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