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太陽光発電システムは必要?新築時に導入する魅力や注意点を紹介

2023.05.18

近年、住宅の屋根に太陽光発電を設置している住宅を見かける機会が多くなりました。環境に良くクリーンで、電気代を節約できる、などのイメージがある太陽光発電。しかし、実際どれほど効果があるのか、どんな家でも導入できるのか、などわからない部分が多く設置に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では住宅に太陽光発電を設置する必要性や、導入時の注意点などを解説します。これから土地探しをする方や、太陽光発電システムの導入について悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

住宅用太陽光発電システムとは

太陽光発電は、太陽の光エネルギーを太陽光パネルによって電気に変換する発電方法です。発電できるのは日中の太陽が出ている時間だけですが、日射量さえ確保できれば広い土地などは必要なく、一般住宅でも導入しやすくなっています。

発電した電気は自宅で消費するほか、電力会社への売電も可能。そのため太陽光発電は、風力発電や水力発電など、ほかの自然エネルギーと比較して、初期費用が抑えられ、導入しやすいのが特徴です。

電気料金の増加について

2021年9月以降、日本国内の電気料金は増加傾向が続いており、大手電力会社も次々と値上げに踏み切っています。電気代が高騰している原因として、次の理由が挙げられます。

 

  • 燃料の輸入価格変動を料金に反映する燃料費調整額の値上げ
  • 電力会社の再生エネルギー買取費用を電気代の一部として消費者が負担する再生エネルギー賦課金(いわゆる再エネ賦課金)の値上げ
  • 原発停止や火力発電の縮小による国内の電力供給力不足

 

電気料金の負担軽減政策は実施される予定ですが、すぐに改善する見込みは低いため、太陽光発電の導入など、個別でできる対策を行う家庭が増えています。

太陽光発電システムを導入するメリット・デメリット

メリット

太陽光発電を導入する最大のメリットは、これまで電力会社から買っていた電気を自宅で発電できるようになり、毎月の電気代の節約につながる点です。自宅で発電できれば、料金高騰の影響も受けずに済み、使いきれずに余った電気は電力会社に買い取ってもらえるため、売電収入も得られるようになります。

 

また、万が一災害時に送電がストップしても、電気を利用し続けられるのもメリットの一つです。太陽の光さえあれば発電でき、停電時でも日中なら電化製品が使えるため、日常生活に支障をきたしにくく災害時の不安も減らせるでしょう。さらに、太陽光パネルには断熱効果があり、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるなど年間を通して室内の快適空間を保てるのも嬉しいポイントです。

デメリット

太陽光発電のデメリットとして、設置費用が高額になる点が挙げられます。一般的な初期費用の目安は100万円~140万円程度とされ、100万円を超える予算が必要になるほか、ランニングコストも考えなければなりません。太陽光は点検等の費用が比較的安いといわれるものの、汚れなどを放置すると発電効率の低下や故障につながるため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

また、太陽光の発電量は日射量によって変動するため、季節や天候により大きく影響を受ける点も注意しましょう。発電量はパネルの設置場所にも左右され、なかには屋根の傾斜が北向きや、屋根面積の小さい家など、設置自体が不向きなケースもあります。

世界の太陽光発電システム

国内で普及が進んでいる太陽光発電システムですが、世界での現状はどうなっているのでしょうか。世界の事情を知れば、日本との比較ができ、将来の予測も立てやすくなるでしょう。ここからは、海外における電気料金の動向を確認しながら、世界の太陽光発電導入状況について解説します。

西欧など外国の電気代

海外には、日本よりも電気料金が高額な国も多く、特にドイツやスペイン、イタリアなど西欧エリアは電気代が高い地域として知られています。西欧諸国は発電に使用する化石燃料のほとんどを輸入に頼っており、エネルギー価格の高騰や為替レートの影響によってコストが上がっているのが主な原因です。

 

米国など、料金の安い国と比べて西欧エリアの電気代は約3~4倍にもなりますが、電気の7割以上を原子力で賄っているフランスは、西欧の中でも電気代は安い傾向にあります。

太陽光発電システムの導入状況

世界における太陽光発電導入量は年々増加しており、2017年には、全世界の発電シェアで1.7%を占めています。導入量が最も多い国は中国で、世界全体での太陽光発電設備容量の約3分の1を保有しています。

第2位はアメリカで、上位の国にはドイツやスペイン、オーストラリア、韓国、フランスなど、先進諸国が多くなっているのが特徴です。日本も国別でみれば第4位と上位を占めており、国土面積を考えれば、かなり太陽光発電の普及が進んでいる国といえるでしょう。

新築で太陽光発電システムを導入する際の注意点

近年の日本では、政府の政策として消費と発電でエネルギー収支をゼロにするZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅が増えているように、国が太陽光発電の拡大を促進しています。今後も太陽光発電を備えた住宅はさらに増えていくでしょう。

 

注文住宅で太陽光発電システムをあわせて導入する際には、いくつか注意点があるため、以下のポイントを押さえておくと、さらなる効果を期待できます。

十分な日射量を取れるか設置場所を考える

日光の当たり具合で発電量が左右されるため、立地条件によっては太陽光発電システムを導入しても十分な効果を得られないケースがあります。設置する方角は重要で、パネルに影がかかると発電できなくなるため、日射量の多い南側などに障害物があると問題です。建ててしまってからでは対処できない可能性が高いため、土地探しの時点から、南にパネルを設置するプランが可能か、日光が遮られるものはないかを事前に確認しておきましょう。

蓄電池と連携する

太陽光発電設備とあわせて蓄電池も導入すれば、つくった電気を蓄えておけるため、停電時の非常用電源として活用できます。太陽光は、雨の日など、常に発電が可能なわけではないので、災害時などの停電対策を万全にするには蓄電池との連携が重要です。

 

また蓄電池は災害で役立つだけでなく、普段から光熱費が節約できるうえにクリーンな電気を貯められるため、環境にやさしい利用ができるでしょう。

アフターフォローなどサポート面も確認する

自宅に太陽光発電を取り付ける際には、保証やアフターフォローが充実している施工会社を選ぶようにしましょう。太陽光パネルの法定耐用年数は17年のため、点検・整備等が必要になったり途中で故障が発生したりするケースも考えられるため、業者との付き合いは長くなります。保証やサポート内容は施工会社によって異なるため、事前にサービス内容を確認し、複数の会社で比較して決めるのがおすすめです。

エコな注文住宅を建てるならロータリーハウスがおすすめ

住宅に太陽光発電システムを設置すれば、電気代の節約や売電、災害対策など、メリットはさまざまです。新築住宅に設置するなら、事前によくプランを検討するとともに、信頼できる業者選びが大切です。

 

ロータリーハウスは、経済産業省支援事業ZEHビルダー登録メーカーの認定を受けて環境にやさしい家づくりにも取り組んでおり、設計・施工・アフターフォローまでお客様のニーズにあわせた対応が可能です。新築住宅の太陽光発電導入に興味をお持ちの方は、お気軽にお問合せください。

 

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