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家づくり

窯業系サイディングってどんなもの?その特徴と事例を紹介

2024.07.06
窯業系サイディングってどんなもの?その特徴と事例を紹介

現代の家の外壁はサイディングという板材で仕上げるのが定番となっています。中でも最も多く採用されているのが窯業(ようぎょう)系サイディングです。セメントを主原料としており、窯の中で高熱処理されることから窯業系と呼ばれています。そのシェア率は78%以上と圧倒的。この記事では窯業系サイディングが選ばれている理由を説明するとともに、窯業系サイディングを採用した外観事例もご紹介します。

窯業系サイディングのメリット

コストパフォーマンスが高い

窯業系サイディングは大量生産ができるため、価格を抑えて販売することができています。また施工の段階でも複雑な工程がなく難しい技術を必要としません。そのため比較的短期間で施工完了するので、人件費を抑えることができます。結果として、家を建てる際の初期費用を安く抑えることが可能になっています。

耐火性に優れている

窯業系サイディングは国から不燃材料や準不燃材料と認められている材料です。おおよそ45分から60分程度の時間は火を遮ることができ、もし近隣で火事が起きても燃え移りにくく、被害を最小限に抑えることができます。

豊富なデザイン

窯業系サイディングは多くのデザインテクスチャーや多種多様な色が作られています。洋風、和風、モダンなど様々なテイストに対応することができます。木目調、タイル調、レンガ調、石目調なども豊富なので、理想のイメージに合わせて選ぶことができます。

窯業系サイディングのデメリット

寿命やメンテナンス面でのデメリット

窯業系サイディングの場合、最も劣化しやすいのがボードとボードのつなぎ目に使われるコーキングです。劣化した部分から雨水などが侵入する可能性があるため、メンテナンスが必要です。またボード自体も防水性能を維持するためにはメンテナンスが必要です。メンテナンスは7~10年ごとに行うのが一般的におすすめされています。さらに窯業系サイディング自体の寿命は30~40年とされているので、住んでからの張り替えも考えておく必要があります。

見た目の面でのデメリット

窯業系サイディングはデザインの豊富さがメリットではありますが、本物の質感にはやはり劣ります。見た目の美しさを重視する人には本物の木やタイルを採用するのがおすすめです。ただ本物の木などは、メンテナンスをきちんと行わなければ美しさを維持することができません。また窯業系サイディングに比べるとコストもかかります。見た目の美しさとメンテナンス、コストのバランスを考え、自分に合うものを選択すると良いでしょう。

窯業系サイディングを採用した事例を紹介

コンクリート調×木目調の外観

全体をコンクリート調で無機質にした中、玄関ドア部分の木目がアクセントになっています。コンクリート調でも明るい色味のものを選んだことで爽やかさも感じられる外観になっています。

●施工事例を見る|家事動線が考えられたナチュラルモダンな家

石目調のサイディングを大胆に使った外観

濃淡のある石目調サイディングをメインに、重厚な外観を演出しています。石目調の他にもう2種類のサイディングを使っており、統一感のあるカラーの中でも奥行きのあるデザインです。

●施工事例を見る|石目調の外壁が重厚感のあるモダンな家

ナチュラルで可愛らしい外観

こちらも石目調のサイディングを採用していますが、ベージュ系の色味で温かな印象です。白い外壁も凹凸のあるサイディングで質感が表現されており、優しい雰囲気に仕上がっています。

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スタイリッシュモダンな外観

こちらは3種類の窯業系サイディングと、2階窓部分にガルバリウムを使用した外観です。ブラック、ネイビー、グレーの組み合わせがクールな印象ですが、加えてそれぞれのさり気ない質感、ムラ感も魅力的です。

●施工事例を見る|グレー・ネイビー・ブラックのモダンな家

窯業系サイディングで理想の外観にするなら建築士に相談を

豊富な種類やカラーのある窯業系サイディングはイメージも自由自在です。たくさんの選択肢があるので、まずはイメージを建築士と話し合って絞り込んでいくのが良いでしょう。お気に入りを組み合わせて、あなたにとって最適な外観を手に入れてくださいね。

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