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家づくり

気になる外観デザイン|テイスト別にご紹介!

2025.08.02
気になる外観デザイン|テイスト別にご紹介!

注文住宅を建てようと考えたとき、まずデザイン面で気になるのは外観ではないでしょうか。おおまかなイメージはあっても、それを叶えるために具体的にどうすれば良いのかは、なかなか見当がつきにくいものです。今回の記事では、人気の高い代表的な外観テイストをご紹介します。まずは自分の好きなテイストを知って、どんな色や素材を取り入れるかなどイメージしてみてください。

モダンな外観

モダンな外観とは

モダンな外観は、現代的なデザインで、住宅でも最も多く採用されていると言えます。直線的なラインで揃えられておりシンプルに整えられた印象を受けるため、「都会的」「洗練された」といった表現がよく似合うテイストです。色は白・グレー・黒・紺などモノトーンを基調としたものが主流で、素材も無機質な物が多く使われています。モダンな外観で注意したいのは、シンプルになりすぎて単調なデザインになってしまうことです。対策として、立体感を出せるよう凹凸をつけたり、アクセントとなる素材を取り入れたりすることで、単調さを解消し、個性の感じられるデザインとすることができます。

モダンな外観の事例

1.軒の長いラインが特徴的なモダンな外観

立体を意識した深い軒が個性的な外観。白の吹付塗装と、黒のガルバリウムというモノトーンのベースに本物の木が加わることで素材の美しさがより際立っています。外構の植栽も効果的で、都会的な中にも癒しを感じられる、現代的でおしゃれなデザインに仕上がっています。

 

 

2.立体を不規則に組み合わせたモダンな外観

異なる色・素材の立体を組み合わせた、他には見ない雰囲気の外観。様々な外壁材を使いながらもトーンを合わせることで統一感を出しています。玄関ドア上部には金属の格子を採用しており、柔らかな木との大胆な対比が、ワンランク上のデザイン性をつくり出しています。

 

 

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ナチュラルな外観

ナチュラルな外観とは

ナチュラルな外観はモダンな外観と同様に人気の高い外観テイストです。直線的でシンプルという点はモダンな外観と通じるところがありますが、ナチュラルな外観では白やグレー、ベージュのような比較的明るい色が中心となる場合が多く、素材の面でも塗り壁や木目を主役として自然の優しい風合いを活かしたデザインが人気です。また、ナチュラルな外観ではミニマルな雰囲気が好まれる場合が多く、凹凸が少なめだったり、正面の窓の面積を小さくしたりといった特徴が見られます。屋根形状は片流れが多いですが、可愛らしい印象を演出できる三角屋根もよく採用されています。

ナチュラルな外観の事例

1.優しいコントラストのナチュラルな外観

明るいグレーの吹付塗装に柔らかい木目を組み合わせた外観。二種類の外壁材を使っていますが、コントラストを抑えて調和させることでナチュラルな雰囲気を演出しています。片流れ屋根のシンプルな形状だからこそ、木目や窓のデザインが目を引くポイントとなっています。

 

 

2.三角屋根が可愛らしいナチュラルモダンな外観

ひと目で印象に残る三角屋根が目印の外観。爽やかな白の外壁が、多くの人に好印象を与えます。玄関周りは立体的なデザインを施し、モダンな要素もプラスしています。アクセントとして本物の木を採用しており、豊かな木目の模様が見る人の目を楽しませてくれます。

 

 

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和モダンな外観

和モダンな外観とは

和モダンな外観は、現代的な中に伝統的な日本家屋の要素を取り入れた、温かみのあるデザインが特長です。和の要素として具体的には格子や丸窓、大きな屋根や軒、瓦など様々なものがあります。そのため伝統を感じさせるテイストでありながら、好みに合わせて足したり引いたりすることで、自由度の高いデザインにすることができます。素材は自然を感じさせるものが好まれ、吹付塗装や木目が多く採用されています。色は白やベージュといった明るい色からダークカラーまで幅広く使われていますが、どこか温かみを感じるアースカラーやニュアンスカラーが人気となっています。

和モダンな外観の事例

1.伝統的要素を多く取り入れた和モダンな外観

落ち着きと品格を感じさせる佇まいの外観。丸窓、縦格子、付柱など和の要素をしっかり取り入れています。白い吹付塗装と深い茶の木目の組み合わせによって柔らかさと重厚さを共存させています。伝統を表現しながら温かみも併せ持った、長く愛着の持てるデザインです。

 

 

2.より現代的にアップデートされた和モダンな外観

現代的なシンプルな形状を和モダンに仕上げた外観。装飾性を抑えたミニマルなデザインは、侘び寂びとも通じるものがあります。全体は吹付塗装で風合いをつくり、深めにとった軒と窓の意匠には木を張っています。本物志向によって伝統を表現した、現代だからこそできる和モダンの家です。

 

 

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南欧風の外観

南欧風の外観とは

南欧風の外観とは、地中海岸地域の家をイメージしてデザインされた外観のことです。外壁は白やベージュなどの淡い色、屋根は赤やオレンジ、茶色といった暖色系の色が使われます。瓦やレンガ、タイルが採用されることが多く、素材の面でも温かみを感じるデザインとなります。また装飾でも特徴が見られ、例えば玄関ポーチをアーチ形にするといった曲線のデザインは、南欧風の外観で良く取り入れられています。その他にも、窓周りの飾り戸やアイアンの妻飾りなど南欧風ならではの装飾があります。さらにアプローチやフェンスなど、外構の面でもこだわると、より本格的な南欧風の家となるでしょう。

南欧風の外観の事例

1.レンガ調の外壁がポイントの南欧風の外観

モダンさと南欧風を上手に調和させた外観。淡い色の外壁に、屋根は濃い赤茶色を採用しています。玄関ポーチや外壁のさりげない曲線のデザインや、ポイントで取り入れたレンガ調の外壁が南欧風デザインの持つ温かさや可愛らしさを表現しています。

 

 

2.瓦屋根や飾り戸を採用した南欧風の外観

変形切妻屋根が特徴邸な南欧風の外観。淡いクリーム色の吹付塗装に3色の瓦を混ぜた屋根を採用し、本格的な南欧風の雰囲気を演出しています。一階の窓の飾り戸やバルコニーなどの曲線のデザインもポイントになっており、ひときわ目を引く外観に仕上がっています。

 

 

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外観のデザインで迷ったら建築士にご相談を

イメージ通りの家を建てたいと思っても、いざ具体的に決めようとすると方向性が定まりにくかったり迷ったりしてしまうものです。叶えたいテイストに合う色や素材はどんなものか、逆に使いたい色などがある場合はどのように取り入れればいいかなど、建築士にぜひ相談してみてください。たくさんの家を手がけた経験も基に、あなたの希望に合うデザインをご提案いたします。

 

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