採光・通風を確保できる
家の中で、リビングや毎日使う個室は大きな窓を設けることが一般的ですが、廊下や階段といった場所は優先度が低く、間取りによっては窓を取ることができず、どうしても暗く狭い印象となってしまいます。そうした場合に室内窓を採用すると、他の部屋からの明かりを取り入れることができます。また、例えばリビングの隣に設けた小さな書斎などでも、室内窓を取り入れることで閉塞感の無い居心地の良い空間をつくることができます。
近年、室内窓を取り入れたお家の事例が増えています。室内窓があるだけで、その空間は他にはないおしゃれな雰囲気となり、とても魅力的に見えてくるのが不思議ですよね。それは、見た目の装飾性だけでなく、実は空間全体に大きな影響を与えているからです。この記事では室内窓の役割を紹介するとともに、実際のお家の事例も取り上げていきます。
家の中で、リビングや毎日使う個室は大きな窓を設けることが一般的ですが、廊下や階段といった場所は優先度が低く、間取りによっては窓を取ることができず、どうしても暗く狭い印象となってしまいます。そうした場合に室内窓を採用すると、他の部屋からの明かりを取り入れることができます。また、例えばリビングの隣に設けた小さな書斎などでも、室内窓を取り入れることで閉塞感の無い居心地の良い空間をつくることができます。
室内窓を採用することで、部屋と部屋の景色をつなぐことができます。視界に広がりが生まれるだけでなく、家族の様子を覗うことができコミュニケーション面でも良い効果があります。開閉できる窓であれば声を掛け合うこともできるので、ちがう部屋にいても安心感のある空間となります。
シンプルな壁面も良いですが、殺風景に見えてしまう場合もあります。そのような場合に室内窓はちょうど良いアクセントとなります。時間帯や人の動きによって明かりが付くなど、窓の向こうに見える景色が変わるのも楽しめるポイントです。
向こう側の景色が見えることや、光が入ってくることで奥行きと開放感が生まれます。リビングをより広く見せたい場合や、狭い空間の閉塞感を無くしたい際には室内窓は有効な手段です。
開閉窓なら風通しをつくることができます。例えば、書斎のような小さく空気の籠りやすいスペースでも換気がしっかりでき気持ちよく使えるでしょう。また、風だけでなく声を通すこともできます。家族のコミュニケーションを円滑に行いたい場合には開閉窓を採用すると良いでしょう。
FIX窓は開閉のためのレバーなどが付かないため、見た目がスッキリしています。スタイリッシュなデザインを重視する場合にはFIX窓がおすすめです。また、開閉しないので危険性が少ないこともポイントです。例えば吹き抜けの高い位置に室内窓を設けたい場合などは、落下の危険を防げるFIX窓が最適でしょう。
室内窓を設けることで追加費用がかかってしまいます。その他に取り入れたいものとの兼ね合いも考えながら検討しましょう。
家具を置く際、室内窓を避けるように置かなければなりません。生活の仕方をよくイメージし、家具を置くかどうか、置く場合はサイズに問題がないかどうかを考えましょう。
見えることがメリットの室内窓ですが、それがデメリットになる場合もあります。家族がストレスなく使えるかどうかをよく配慮し、場合によっては見えないよう高い位置に設置する、すりガラスを採用する等の方法を考えてみましょう。
こちらのお家は、玄関に外窓と室内窓の両方が設けられています。外窓だけでも開放感が得られますが、室内窓があれば、例えば夜に帰宅した際、リビングから見える光や家族の気配にほっと一息つくことができるのではないでしょうか。
またリビング側を見ても、家具とのコーディネートや玄関側のペンダント照明がちらりと見えることで、他にはない印象的な景色がつくられています。
こちらは空間を仕切る壁に室内窓を採用しています。別々の場所にいる家族の様子が分かるのはもちろんのこと、リビングからの光を取り入れることができるダイニングは、直接的な光が少なく、リラックスできる空間となっています。食卓でのコミュニケーションを大切にしたい家族にはぴったりの場所です。
こちらは開閉できる窓を採用しています。ガラスはすりガラスなので集中もしやすく、声をかけたいときは窓を開けられるのでコミュニケーションがスムーズになります。
家の中でどうしても狭い空間となる階段ですが、室内窓を設けることで一気に開放的になります。照明とのコーディネートもおしゃれで、家族にとって愛着のある景色となるでしょう。
こちらは2箇所に室内窓がありますが、1つは階段下のペットスペースに室内窓を設けています。窓越しに可愛いペットの様子を覗える、楽しみが増える室内窓となっています。
今回紹介した事例では、どれもそれぞれの家族のライフスタイルに合った個性のある空間を実現していました。室内窓で得られるメリットや目的、イメージするインテリアを組み合わせて考え、他にはない家族だけのお気に入りの空間をつくってみませんか?開放的にしたい場所、コミュニケーションを大切にしたい場所など、室内窓を取り入れてみたい場所があれば、お気軽にご相談くださいね。