バルコニーとは、一般的に住戸の外壁から外に張り出した床を手すりや腰壁で囲んだスペースのことをいい、主に二階以上の場所に設置します。ベランダとの違いは、屋根や庇(ひさし)があるかないかです。ベランダはある程度の雨風をしのげる構造であるのに対し、バルコニーは上に遮るものがないので、雨風をしのぎにくいのが特徴です。ただし、近年その呼び方や定義は明確に分かれていないことも多く、バルコニーとベランダの厳密な使い分けはあまりされていないということが実情です。
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バルコニーを設けない家が増えたって本当?設けない場合の洗濯スペースも紹介
近年、住宅を建築する際にバルコニー(ベランダ)を採用しないケースが増えています。住環境研究所が、2018年度から2022年度に着工したセキスイハイムの二階建て・単世帯住宅を調査したところ、バルコニーを採用しない住宅の割合は10.8%から30.6%へ増加しました。これは特定の住宅会社を対象とした調査ですが、近年の間取りの変化を示す一例といえるでしょう。この記事では、バルコニーを設けることが減った背景や、近年増えているランドリールームなどについて説明します。
出典:株式会社住環境研究所「減るバルコニー・消える和室、間取りの新トレンド」
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【この記事を読んでわかること】
・バルコニーとベランダの違い
・バルコニーを設けない家が増えている理由
・バルコニーに代わる洗濯物を干すスペースと実例
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【結論】
バルコニーを設けない住宅は、家事動線を短くしたいというニーズや、共働き世帯・平屋住宅の増加、花粉や天候への対策などを背景に増えています。バルコニーを設けなくても、ランドリールームや中庭、テラスなどを間取りに取り入れることで、快適な洗濯スペースを確保できます。大切なのは、これまでの住宅の当たり前にとらわれず、自分たちの暮らし方に合った方法を選ぶことでしょう。

目次
1 バルコニーとは?ベランダとの違いも解説 2 バルコニーを設けない住宅が増えている理由 3 バルコニー(ベランダ)に代わる物干し場とは? 4 ランドリールームや中庭・テラスを設けた施工事例 5 まとめ | 洗濯物を干せる場所はバルコニー以外にも選択肢があるバルコニーとは?ベランダとの違いも解説
バルコニーを設けない住宅が増えている理由
かつては多くの住宅に採用され、物干し場として活躍していたバルコニーですが、なぜ採用する住宅が減っているのでしょうか。
●家事動線に対する考え方の変化
脱衣所で洗濯機を回し、洗い終わった大量の洗濯物を抱えて二階のバルコニーへ出て干す。時短や家事楽といったワードがトレンドになっている現代、移動の多いバルコニーでの物干しを敬遠する傾向が広がっているのも事実です。
また、平屋が増加しているというのも理由のひとつ。二階がないので、必然的にバルコニーを設けないことになります。
●共働き世帯の増加
日中家を空けることが多い共働きの世帯であれば、夜間に洗濯する家庭も少なくないでしょう。そうすると、ランドリールームや衣類乾燥機を設け、室内で洗濯を完結させるという選択肢が挙がってきます。
●外の環境に左右されやすい
花粉が洗濯物に付着して室内へ持ち込まれることや、黄砂によって洗濯物が汚れることを気にして、外干しを避ける家庭もあります。また、急な雨など天候の変化に対応しなければならないことも、バルコニーで外干しをする際のデメリットです。こうした外部環境の影響を受けにくいことから、室内干しを選ぶ方も増えています。
バルコニー(ベランダ)に代わる物干し場とは?
バルコニーを設けない住宅は、どこで洗濯物を干すのでしょうか。前述にもあったように、室内にランドリールームを設けたり、一階に中庭やテラスを設け、そこに洗濯物を干したり、という事例が増えています。
●ランドリールーム
ランドリールームとは、洗う・干す・畳むの作業を一箇所で完結できる洗濯室のこと。脱衣室と兼用にすることもあります。一番のメリットは時短動線になること。バルコニーに移動するという手間が省けるので家事へのストレスが減少します。また、天候に左右されないことも大きなメリットです。梅雨時や花粉の多い時期などは特にありがたい存在になるでしょう。除湿機を使用したり、衣類乾燥機と併用したりといった対策をすると、生乾きの心配も減ります。
●中庭・テラス
太陽の光で乾かしたいけれど、二階のバルコニーまで移動して干すのは面倒という方には一階に中庭やテラスを設けることをおすすめします。目隠しの壁やフェンスを設置するとプライバシーの面でも安心。外干しのメリットも得られつつ時短動線も叶えることができます。
ランドリールームや中庭・テラスを設けた施工事例

室内物干しだけでなく、スロップシンクや衣類乾燥機、収納棚まで設けた便利なランドリールーム。洗濯に関わる作業を全て一か所で終わらせることができます。

約4.5帖の広々としたランドリールーム。窓から自然光が入り、明るく気持ちのよい空間です。デザイン性の高い物干しパイプもポイント。

四方が壁で囲われているため、プライバシーの面でも安心な中庭。LDKと隣接しているので物干し以外でも家族の憩いの場として使うことができます。

タイルデッキと芝の両方を採用した中庭。洗濯物はタイルデッキ側で干し、芝はドッグランとして愛犬が元気いっぱい駆け回れます。
まとめ | 洗濯物を干せる場所はバルコニー以外にも選択肢がある
かつては当たり前に設けることが多かったバルコニー(ベランダ)ですが、さまざまな選択肢が広がったことで、近年はバルコニーを設けない住宅も多く建築されています。バルコニーを設けない場合でも、間取りを工夫することで洗濯物を干すスペースを確保することは可能です。自分の家にはどのようなスタイルが合っているか、迷われている方はロータリーハウスの建築士へご相談ください。
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