MAGAZINE


ロータリーハウスマガジン

家づくり暮らしの提案

ダクトレールの魅力って?照明で暮らしを楽しもう

2025.06.07
ダクトレールの魅力って?照明で暮らしを楽しもう

照明はお家の雰囲気を左右するもののひとつですが、様々な種類があるため、どのようなものを取り入れるか悩みどころでもあります。今回の記事では、注文住宅を建てるならぜひ検討してみてほしい「ダクトレール」についてご説明します。メリット・デメリットに加え、実際にダクトレールを取り入れた空間の事例もご紹介するので、お家づくりの参考にしてみてください。

ダクトレールとは

ダクトレールとは、照明を取り付けるためのレール上の設備のことで、「ライティングレール」とも呼ばれています。レール全体に電流が流れているので、レール状であれば好きな位置に照明を取り付けることができるのがダクトレールの特長です。

注文住宅の場合は、計画に合わせてあらかじめダクトレールを設置しますが、設置方法には直付け式と埋め込み式の二種類があります。

直付け式

直付け式の場合、天井などの設置面に直接ダクトレールを直接取り付けます。比較的工事が難しくなく、一般的に多く取り入れられる設置方法です。

埋め込み式

埋め込み式の場合も直付け式と同じく設置面に直接取り付けますが、取り付ける場所に切り込みを入れてレールを埋め込む工事を行います。直付け式に比べて工事の手間はかかってしまいますが、埋め込むことでフラットになり見た目がすっきりするという特長があります。

ダクトレールのメリット

店舗のようなおしゃれな空間をつくれる

ダクトレールはカフェやアパレルショップなどのおしゃれな空間でよく採用されていることもあり、おしゃれなイメージを持たれることが多いです。お気に入りのお店のような空間を目指して取り入れる方もいらっしゃいます。

 

ひとつのレールに複数の照明を取り付けられる

ダクトレールなら引っ掛けシーリングのような取り付け器具とちがい、複数の照明をつけることができます。そのため、明るさが足りないと感じる場合は照明を増やしたり、スポットライトを採用して別方向を照らしたりといったことも可能になります。また、デザインの異なるペンダントライトを吊るしてコーディネートを楽しむ事例もあります。

 

照明の位置を動かすことができる

レール上であれば好きな位置に照明を取り付けることができるので、簡単に照明の位置を変えることができます。例えばテーブルの大きさが変わったり、場所を動かしたりした場合でも、その時々でちょうど良い場所を照らすことが可能です。変化に対応しやすいのは大きなメリットです。

 

照明以外のものも取り付けられる

ダクトレールには、照明以外にも取り付けられるものがあります。例えば電化製品であれば、ダクトレール用のファンやスピーカーが売られており、必要に応じて取り付けることができます。またダクトレール用のフックはホームセンターなどで手軽に買うことができ、これに植物やモビールを吊るして楽しむ方もいらっしゃいます。

ダクトレールのデメリット

工事費用が追加で発生する

よく見る引っ掛けシーリングと比べると、工事の手間がかかるため追加で費用がかかってしまいます。取り入れる前に、しっかり確認しておきましょう。

 

悪目立ちしてしまう可能性がある

ダクトレールは通常、白か黒です。設置する場所のクロスの色や柄によっては目立ちすぎと感じることもあるかもしれません。仕上がりをよくイメージし、コーディネートを考えるようにしましょう。

ダクトレールの事例

キッチンにブラックのダクトレールを採用した事例

こちらのキッチン・ダイニングのダクトレールにはスポットライトとペンダントライトを取り付けています。スポットライトはキッチンでの作業中、手元をしっかり照らしてくれる一方で、ペンダントライトは食卓を優しく彩ってくれます。レールのつながりによって一体感が生まれていることもメリットです。

キッチンにホワイトのダクトレールを採用した事例

こちらのキッチン・ダイニングのダクトレールは埋め込み式を採用しています。白いクロスに白いダクトレールを組み合わせたことで、ミニマルデザインの空間の中でノイズになることなく、照明のおしゃれさを楽しむことができています。

吹き抜けの壁面にダクトレールを採用した事例

こちらは吹き抜けの壁面にダクトレールを採用し、複数のスポットライトで様々な方向を照らしています。明るさや向き・位置が気になった場合も、自分で手軽に調整することができるのが嬉しいポイントです。

梁にダクトレールを採用した事例

こちらは木目が美しい梁にダクトレールを設置しています。照明だけでなく、フックを使ってお気に入りの植物を吊るし、他にはないおしゃれな空間コーディネートを楽しんでいます。気分によって手軽にアップデートしていけることも魅力のひとつです。

玄関ホールにダクトレールを採用した事例

こちらは玄関の奥にダクトレールを設置しています。小さな空間やあまり物を置きたくない場所にも、ダクトレールから吊るすことを活かしてこのようにインテリアを楽しむことができます。

ダクトレールが気になったら建築士にご相談を

ダクトレールはただおしゃれなだけでなく、その可変性の高さで住む人のその時々のニーズに合わせて対応できるという魅力があり、家が完成してからも変化させて楽しみたいという方にはぴったりの設備です。取り入れる場所やコーディネートで迷ったら、ぜひ打合せの中でご相談くださいね。

 

>家づくり相談会の予約をする